
バスと地下鉄を乗り継いで30分。札幌の市内に戻ってきました。晴れ間も出て、散歩に適した天気になってました。

大通公園西端の札幌市資料館。

資料館は戦前の控訴院(現在の高等裁判所)の建物を使っていて、内部には法廷が復元されていました。

資料館の前庭から東方面。ここから公園東端にあるテレビ塔が見えます。
明治の初めに札幌が建設されたとき、ここに東西1.5Km、幅100mの火防線(防火帯)を設定し、ここを境に北を官地、南を民地と分けたのだそうです。やがて明治の終わりに「大通逍遙地」と名付けられて、徐々に公園化していったのだそうです。僕が関心を持ったのはこの「逍遙」という古めかしい言葉でした。
逍はぶらぶら歩く、遙はさまようという意味。要するに散歩ですな。数年前にAAの用事で札幌に来たことがありました。その時に大通公園を横切り、いつかここを散歩してみたいという気持ちを強く持ちました。だから、今回の旅行の目的の一つは「大通公園の散歩」。雨の中の散歩になるかと心配しましたが、幸い晴れてくれました。


ドイツ語でマイバウム(英語でメイツリー)。ヨーロッパの村には5月1日にこのような祭木を立てる祭りがある・・という話は解説を読んで初めて知りました。中世には祭木の下半分は村の肉屋や宿屋の絵看板が飾られ、文字の読めない人たちへの広告の機能を果たしていたのだとか。マイバウムがある理由は、札幌市とミュンヘンが姉妹都市だから。

公園なので噴水や彫刻が散りばめられていますが、樹木も多い。大都市のど真ん中に大きな公園があるのは、ちょっとした感動でした。

巨大な滑り台の彫刻(イサム・ノグチ作)。子供たちにはあまり人気がないようでしたが。

日曜日だったのでイベントが開催されていました。これは予想外で、静かな公園を散歩したかったのでちょっと残念。

1.5Kmを30分かけて歩き、東の端までやってきました。ぜひまた散歩してみたいところです。
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