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館山へ(その10)
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お昼ご飯へは車で連れて行ってもらいましたが、その車は館山湾沿いの道を走りました。
(画像が歪んでいるのは、動きながら撮影したせいね)
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館山湾岸は何キロも砂浜が続いています。当然そこは海水浴場になっているわけで、車の窓の外、道のすぐ向こうでは人々が遊び戯れているのでした。そして、歩道を水着で歩くおねーちゃんが歩いていたりするわけです。

「はぁ~、こんな良い天気なので、俺はなんでコンクリートの建物の中で、アル中ヤク中相手に真面目な話をしているのであろうか・・・。あっち側に行きたい」と思わなくもありません。まあ、そこは割り振られた役割。人間、求められるうちが花であります。

ビキニのおねーちゃんを見たのは2日目で、3日目のこの日はトライアスロン大会が開かれていて、あまり色気のない水着の人ばかりでしたが。
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お昼ご飯は、サッパリとうどん。外出3日目になると胃が疲れてしまって。
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こちらは研修会場。看護学校の教室を使わせていただきました。

僕が300bpsのモデムを買って「パソコン通信」を始めたのは1985年のことでした。アスキーネットが実験運用を始めていて、そのIDをもらったのがきっかけでした。

300bpsというと全角文字が1秒に15文字送受信できるという遅さです(転送されていく文字が目で追える)。そのモデムが10万円近くしました。(インターネットが一般利用できるようになるのは、この十数年後のこと)。

商用のサーバーの他に、自宅の電話回線とパソコンを使った「草の根BBS」を運営している人も結構たくさんいて、全国に散らばっていました。(BBSとは掲示板のこと)。遠方のBBSホストに電話をかければ、遠距離通話なので電話料金が大変なことになるのですが、当時のパソコンオタクの中には、通話料が万単位の人は珍しくありませんでした。

後には草の根BBが全国で1,000局以上も開局されるほどの隆盛を誇りましたが、BIGLOBEやNiftyのといった商用サービスに押され、インターネットの普及と共に姿を消していきました。

「館山ネット」もそうした草の根BBSの一つでした。当時僕が住んでいた東京調布からは、館山も沖縄も同じ160Km超の距離区分でした。モデムのダイアルトーンを聞きながら、房総半島の先にある館山ってどんなところだろうと、思いをはせていました。

あれから30年近くも経って、自分が館山に来るとは思ってみませんでした。もちろん館山ネットはもう存在しませんが、その運営に携わった人たちは、その後も地域の情報インフラ整備で活躍されたと聞きます。

考えてみると、あの頃から「ひいらぎ」というニックネームを使っているんだよな~。

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by kokoro-no-iede | 2012-10-11 23:50 | お手伝い
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