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もうひとつGrapevine
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同じく特集
DOUBLE-DIGIT SOBRIETY
ふた桁のソブラエティ
より

At My Age
この年になって

Sober twenty-seven years, an AA hits some bumps in the road
ソーバー27年のAAメンバーが、人生の道の小さなこぶにつまずく

 一年あまり前、私は最後の仕事を解雇されるまで、評判の良い治療施設でアルコールと薬物のカウンセラーとして働いていた。そこから放り出されたことで、私は荒れた。怒りと、失望と、否認が押し寄せてきた。私はその前の仕事も、さらにその前も解雇されていた。まるで悪夢のようだ。自分が無価値だと感じ、途方に暮れ、落ち込んでいた。何かがひどく間違っているように思えたが、そのことにうなずいてくれる人はいなかった。自分のAAグループでは、ステップ3だよ、という善意の提案しかもらえなかった。27年もソブラエティを続けてきたのだから、私にはもっとましな治療がふさわしいように思えた。

 私はどうやら、妻にも私にも突き止められない、何かの病気が進行しているようだった。私は自分が落ち込んでいるだけだと思い、そんな時にはいつでももう一回ミーティングに出ると良くなってくることが分かっていた。でもこの時はうまくいかなかった。私はさらに深く深く落ち込み、しまいには心の中で自分に向かって、「俺がいなくなって、みんなに後悔させてやる」と叫んでいた。最後の手段として、私は検査のために入院することになった。

 病院で私が過酷な試練に耐えているそばで、妻がずっと付き添っていてくれた。その間に私は脳卒中を一回、心臓発作を一回起こした。心臓発作は簡単に片づいた。しかし、脳卒中のほうはそれまで一度もなかった体験で、完全に不意打ちだった。十分回復すると、専門医の診断を受けるという条件付きで家に戻された。するとさらに、初期のアルツハイマー症の徴候があるという診断が下された。医師団は私にもう仕事には就かないように命じた。私は公式に「障害者」になったのである。

 そんなことが私の身に起こるとはとうてい考えられなかった。私は医者と法律家ばかりの一族の出身だ。私は大学の討論大会で優勝し、全国討論大会の優勝者のコーチも努めた。大学も大学院も学校から奨学金が与えられた。コンピュータープログラミングの事業を所有し、ソーバーが3年の時には法科大学院も卒業した。教師として学校に戻り、校長も務めた。やがて教えることに飽き、アルコールと薬物のカウンセラーの認定を受けた。その私が、二度と働くことができないとは。それも永久に!

 これが公平なことだろうか? こんな扱いがあっていいのか? いまの私は「愚かで、退屈で、陰気な人」に格下げになったのか? 自分をスーパーマンと見なしているセルフイメージを、終末の病気という自分の新しい状態に一致させるのは、その時の私にはとてもできないことだった。妻は私に自信を取り戻させようとしてくれた。私のグループは根気強く話を聞いてくれた。結局最後に私は「そのすべての答えを知る」ことにくたびれてしまった。

 私が前回同じように途方に暮れ、ひとりぼっちに感じたのは、酒をやめたときだった。その時私はルイジアナ州ラファイエットで逮捕され、保護室の中で拘束されたまま警察が私の扱いを決めてくれるのを待っていた。そこでハイヤーパワーがはっきりとした声で私に言った言葉を、今でも寸分違わずに思い出すことができる。「今のお前は、私がお前のためにしてやることを望んでいるか?」 その瞬間、私が「はい」と答えた瞬間から今までの人生で、私が神の意志を疑ったことは一度もなかった。

 私は27年前の声の主に祈りを続けている。そして私はニューカマーからの電話を受けることを始めた。彼らは人生のあらゆる事を続けながら、何とかして素面になる方法を知りたがっている。私には彼らの言葉に怒りと恐れが感じられるが、しかし彼らは解決を見いだそうとしており、それは私も同じだ。彼らは私の不安を映し出す鏡であり、また私が降伏し、医者の指示に従うのに実によい助けになってくれている。

 最初に仕事を失った時に提案されていたにもかかわらず、私がステップ3に戻ってくるにはずいぶん長い時間がかかった。それでも私はそこに戻れたことをうれしく思う。自分が答えを持っていないのも、そう悪い気はしない。少々怖いけれど。

JIM L.
Newton, Kansas
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by kokoro-no-iede | 2010-01-31 22:52 | Grapevine | Trackback | Comments(1)
カニの穴
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炊きあがったご飯の表面に「カニの穴」が開きました。

ご飯が黄色いのは玄米の比率が多いため。
昔のジップロックのCMで、夫が「この炊き込みご飯、具がないよ」と言うと、妻が「それ炊き込みご飯じゃないの、三日前は白かったの」っていうのがありました。


> 女の子のヘロヘロっぷりがたまらない

おいらはアルコールより・・・のほうが・・・。

> 神の愛を信じてなかった

自分を信じる・人を信じる・神を信じる、すべて信じるという一つの能力で、どれかが欠けていることがおかしいのだと思います。自分を愛する・人を愛する・神を愛する、も同様。

10/10 20:19
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by kokoro-no-iede | 2010-01-31 22:50 | Sonyano | Trackback | Comments(1)
今月のGrapevine
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特集 Double-Digit Sobriety ふた桁のソブラエティ より

THE BOTTOM OF THE GLASS グラスの底

A Young "old-timer" discovers how fragile sobriety can be
ソブラエティの脆さを知った若い「オールドタイマー」の話

 それはAAでの21回目の記念日を控えたある朝のことでした。私は座って朝食を食べながら、前の晩にスイーツ(甘いもの)を食べたのに、頭痛がしないことを喜んでいました(砂糖を取るといつも軽い二日酔いを経験するのです)。私の調子が良いのは、きっと砂糖を使ったものを食べたときに一緒にタンパク質も十分取ったからだと推理しました。その時です。もし固形のプロテインを十分取ったなら、ビールを2杯飲んでも二日酔いにならなかったかもしれない、と考えが浮かびました。さらに、私はもうアルコホーリクじゃなくなっていて、お酒の問題はただ糖分のバランスが欠けていたせいだったのじゃないか、と思いました。ハッとして、私の心はいつもの状態に戻りました。

 そんな狂った考えを作り出した自分の頭にぞっとし、ショックを受けました。その前の瞬間の私は「ブラックアウト(記憶喪失)」を起こしており、自分がアルコホーリクであることを「忘れて」、今の自分に必要なのはビールだと思ってしたのですから。その時まで、その朝のような分別を欠いた考えをしたことはありませんでした。それまでの私は、ビッグブックに登場する、牛乳と混ぜればウィスキーを飲んでも大丈夫だと思ってしまったかわいそうな人とは違って、自分はそんな狂気とは無縁だと思っていたのです。私は自分の考え方が他の人ほどねじ曲がっていないことを誇りに感じていました。私のアルコホーリクの心が持っている――辛抱強さではなく――狡猾さについて、「より多くが明らかにされた」瞬間でした。

 最初に「より多くが明らかにされる」というコンセプトを思いついたのは、12の約束に書かれたこと「より多く」からでした――人間に対する恐怖症や経済的不安から解放され、役に立つことと、幸せを知っていく。その約束が果たされた上に、私はもっと多くを受け取りました。無事に卒業し、専門家として経験を積み、この共同体のメンバーと幸せな長い結婚生活を楽しみました。ステップに取り組む続けることで、スピリチュアル(霊的)に進歩し、過去と折り合いをつけ、家族との関係も修復できました。私が今もAAミーティングに出続けているのは、回復について私の知っているすべてには72時間の有効期限しかないように思えるからです。

 ここ数年、私の「より多くが明らかにされる」ことへの理解は、私の限界についての辛い教訓と、次の酒への警戒を続けることへと広がっていきました。「より多くが明らかにされる」ことの新しい次元に最初に気が付いたのは、私のソーバーが15年の時でした。私は忠実にミーティングに通い続け、他の人と一緒にプログラムに取り組み、ほどよく幸せで、喜びに満ち、自由な人生を生きていました。

 けれどやがて私の内面に危機が訪れ、ソブラエティの最初の日と同じ3つの選択肢を私に突きつけました。飲むか、自殺するか、プログラムに取り組むか、です。愛に満ちたスポンサー、夫、それにAA内と外の親しい同性の友人たち何人か、そしてステップに支えられて――皆に感謝、私はこの魂のソーバーの暗い夜を通り抜けました。そこから抜け出したとき、私の根本的な性格上の欠点についてのより深い理解と、ビッグブックに書かれた「日々の執行猶予」の本当の意味が分かりました。ソブラエティという贈り物の貴重さ、私の欠点の見つけにくさ、その致死性、人生がかかったプログラムに取り組むことの重要性について、私に「より多くが明らかにされ」たのです。

 その後の数年間、私の地元のAA共同体で、長いソーバーのメンバーが何人も再飲酒しました。ソブラエティが数ヶ月や数年の人たちは、その再飲酒に驚いたと話していました。ソブラエティが16年、17年、22年という人が、どうして再びお酒を飲むのか理解できなかったのです。それが皆んなの上にも起こるかもしれない! 私はミーティングで手を挙げて、長いソブラエティを持った人がどうして再飲酒するのか、自分の考えを話しました。私はうろたえ、混乱し、自分の考えが当たっているかどうか心配でした。私だってすぐに飲まないとも限りません。私は誰かが再飲酒する本当の原因を知りませんでした。もちろん、私がいつかお酒を飲んでしまう理由もちゃんと説明できませんでした。けれど私には、ソーバーが数年の頃よりも、自分についてあまり知らなかった頃よりもずっと、自分の回復を大切に――その脆さを――感じられるようになっていました。

 Garyというロングタイマーは、ふた桁のソーバーの記念日を祝う人たちに、いつも「次の再飲酒までずいぶん間があいたもんだ」と言っています。私は最初その言葉に傷つきました。その言い方は失礼だし、せっかくの記念日のお祝い気分を台無しにしていると思ったのです。やがて私は彼の言葉の意味を正しく理解しました。それはたくさんのAAメンバーが理解する真実を語っていると分かったからです。数年を越えて、もっと長くソーバーを続けていると、私たちはいつか魂のソーバーの暗い夜を、一度はあるいは何度も通り抜けねばなりません。その困難な時期に、私たちが次の酒に本当にどれだけ近づいているかより深く学べれば、受容と謙虚の新しい次元へと導かれるでしょう。この共同体とプログラムの原理が、私たちがそれにちゃんとしがみついていさえすれば、楽しい時期と同じように、厳しい時期も私たちを支えてくれる恩寵を知ることができます。ソーバーが33日であっても、33年であっても、毎日毎日、能力のベストを尽くしてプログラムに取り組めば、いまもアクティブなアルコホリズムからの日々の執行猶予を手にすることができます。

KATHLEEN M.
Riverside, Rhode Island


この号から全ページがフルカラーになりました。これってすごいかも。

あと表紙からAAの文字が消えました(AA Grapevine→GRAPEVINEと創刊時のタイトルに戻りました)。郵便の規制に合わせるため、それと読者のアノニミティに配慮した結果だそうです。

NYのGSO所長を9年間務めたGreg M.にかわって、初の女性所長(Phyllis H.)が誕生したというニュース。若者向けの新しい広報ビデオのニュース。

アルコホリズムの各界の最新情報を伝えるコーナーでは、子供時代のIQが高いほど成年後にアル中になりやすい傾向、アメリカ・インディアンの死因にアルコールが深く関係している報告、アメリカ国民千人にアンケートした結果、アルコール依存症の治療に効果があると信じている人が2/3、回復中の人と友だちになってもいいと思う人は6割(なりたくないと思う人は2割)という報告が載っています。
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by kokoro-no-iede | 2010-01-29 11:01 | Grapevine | Trackback | Comments(0)
AA回復の物語 Vol.1
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アルコホーリクス・アノニマス 回復の物語 ―英語版第4版より― Vol.1

AA日本ゼネラルサービス/発行

目次

発行にあたって

AAのパイオニアたち
 AA第三の男
 悪循環
時間があるうちに酒をやめた人たち
 恐れへの恐れ
 綱渡り
ほとんどすべてを失った人たち
 逃げ回る男
 最後のチャンス


ビッグブック英語版の後半に収録された42編の回復の物語のうち、6編を収録。
前回のパイロット版と重複するのは「第三の男」のみ。
今後何冊かに分けて42編全部が訳出される予定です。

ビッグブックの本文では、この回復の物語について、
「それぞれが自分の言葉、自分の見方で、いかに神との関係を打ち立てたかを述べている」(日本語版p.43)
「それぞれの語り手が、自分より偉大な力にどう取り組み、どう理解していったかをさまざまに書いている」(同p.73)
と書かれています。

宗教ではないAAでメンバーたちが神についてどう考え、どう感じているのか。AAが「私たちの成果」としてショーウィンドウに展示しているのは、どのような回復の物語なのか。

英語版ビッグブックの初版には(ドクター・ボブのものを除くと)28編の物語が載っていますが、そのまま第二版に受け継がれたのは1編のみです。3編は編集されて再録され、他の24編は除かれました。日本語版には現在12編の日本人の物語が掲載されていますが、そろそろドラスティックな編集が加えられるべき時期だと思います。


> キモの部分、いつか習得してみたい

無力を認めるのが一番難しいわけです。

> つまり期待しすぎてたんじゃ…。

何ごとも過剰な期待は不幸の始まりですね。
そして何ごとにも(上から目線で)「もう一度チャンスをあげる」ことも大事だと思うので、次の号に期待したいと思います。

> 経験を積んできます

誰かを助けるためには、自分は一段上にいないといけません。同じ泥沼で苦しんでいては引き上げられないのは当然で、仲間への手助けが「上から目線」になるのは当然のことなのです(だって上にいるんだもの)。相手が助からないのは、実は自分が一段上にいるつもりで、実はまだ同じ泥沼にいるせいだったりします。手助けより自分の回復が先とされる理由です。
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by kokoro-no-iede | 2010-01-28 21:09 | Alcoholics Anonymous | Trackback | Comments(1)
長野美少女図鑑
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「美少女図鑑」の長野版が出ました。
各地で人気だと騒がれていたので、長野版が出ても手に入らないかも、と心配していたのですが、無事手に入りました。
・・・がいまいち嬉しくないのは、なぜだ?


> 一列目と二列目は自分でもできる

JoeMのやり方だと、棚卸し表を3回(あるいは4回)書きます。
次第に書き方がうまくなりますよ^^)

> スポンサーを引き受けてくれる人がいません

それは、市内にいなければ県内を、県内にいなければ県外まで探すしかないでしょう。新幹線や高速バスで移動できる範囲には誰かみつかると思います。

・・・心当たりがあると思うんですけどね。

JoeMの方式のキモは「勢い」にあります。ステップ1からドミノ倒しのように次々とステップを進めていきます。途中から始めたり、止まってしまったのの続きをすると、あまりうまくいかないようです。JoeMの方式はともかくそこがキモなのです。
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by kokoro-no-iede | 2010-01-26 19:51 | Miscellaneous | Trackback | Comments(6)
大人のアスペルガー症候群
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大人のアスペルガー症候群
佐々木正美・梅永雄二/監修

まえがき
友達ができない、仕事ができない
 ――その原因がアスペルガー症候群?

1 なぜうまく生きられないのか
 アスペルガー症候群―よくも悪くも目立つ、三つの特性
 行動特徴―会話ができているようで、できていない
 行動特徴―社会性がなく、失礼な言動をする
 行動特徴―想像力に乏しく、応用がきかない
 どう考えるべきか―こころの病気ではなく、脳機能のかたより
 どう考えるべきか―困難を放置すると、こころの問題に

2 人にあわせられない疎外感
 付き合いの悩み―友達のつくり方がわからない
 付き合いの悩み―誘いをうまく断れず、険悪になる
 子ども時代は―少数の友達とだけ、仲がよかった
 付き合いの悩み―真剣なのに、恋愛が長続きしない
 どう考えるべきか―付き合いの幅を無理に広げない
 どう考えるべきか―嘘をつけない素直さを大切に
 集団での孤立感―人と同じようにできず、悩んでいる
 集団での孤立感―余計なことを言って、浮いた存在に
 子ども時代は―いじめにあい、人間関係に悩んだ
 集団での孤立感―興味のないイベントは楽しめない
 どう考えるべきか―ルールやマナーをマニュアルで学ぶ
 どう考えるべきか―ひとリで動ける行動力をいかす
 Column 友人に頼みたいこと―悪意がないことを知ってもらう

3 職場に定着できない無力感
 仕事への無カ感―指示されないと、自分からは動けない
 仕事への無力感―「努力がたりない」と言われてつらい
 学生時代は―天才肌で、得意科目に自信があった
 仕事への無力感―融通がきかず、ひんしゅくをかう
 どう考えるべきか―指示があれば、期待に応えて働ける
 どう考えるべきか―規則正しい行動を仕事につなげる
 会話の戸惑い―人と対面する仕事は強いストレスに
 会話の戸惑い―お詫びやお礼がすぐに言えない
 学生時代は―言葉づかいの悪さをよく注意された
 会話の戸惑い―電話の相手が怒ったわけがわからない
 どう考えるべきか―失言をおそれず、正直にたずねる
 どう考えるべきか―常識にとらわれない発想を力に
 Column 同僚に頼みたいこと―独特の行動への理解を求める

4 誤解と非難がもたらす劣等感
 誤解―家族が障害を認めないことに苦しむ
 誤解―「態度が悪い」「変わり者」だと思われる
 誤解―アスペルガー症候群は犯罪の原因なのか
 二次障害―非難され続けて、劣等感や絶望を抱く
 二次障害―うつ病や強迫性障害を発症することも
 二次障害―自暴自棄になり、ひきこもり状態に
 どう考えるべきか―二次障害は対応次第で防げること
 Column 家族に頼みたいこと―障害にいっしょにとりくんでいく

5 支援を受けると、生活が安定する
 生活支援―アスペルガー症候群を理解してもらう
 生活支援―療育手帳や福祉手帳は取得できるのか
 就労支援―支援センターを利用して適職をみつける
 就労支援―「ジョブコーチ」を派遣してもらう
 就労支援―職業能力の判定を受けて、自分を知る

図書館で借りてきた本です。
amazonのレビューに、「一部の医師や患者のエッセイにありがちな安易な希望や楽観論がない点で心地よい本」と書かれていましたが、わかる気がします。


> 知覚と言語は独立しているように思う

××語には○○を表現する言葉がない、という話をときどき読みます。
セクハラという言葉が登場する前にも、セクハラそのものはあったはずですが、言葉が登場して初めてその概念を操作可能になったわけです。
アスペの人はこの概念化が苦手だそうで、例えば何がセクハラにあたるのか、シチュエーションごとに学んでいく必要があるのだそうです。

> 伝説の人

いままで存在したAAメンバーの中で、「ミーティングに出ていない」という非難を最も多く受けたメンバーは、誰あろうビル・Wだったと言われます。他のすべてのメンバーは彼(とドクター・ボブ)を特別扱いし、ミーティングで心の中を打ち明けることなど、彼には許されなかったのですから、やむを得なかったのでしょう。
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by kokoro-no-iede | 2010-01-25 18:00 | Bookplate | Trackback | Comments(3)
ネタバレ映画評 パブリック・エネミーズ
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年末に映画を見に行って、評を書こうと思って忘れていました。

SPOILER WARNING *** ネタバレ注意 *** SPOILER WARNING
ストーリーの内容が書かれています。
SPOILER WARNING *** ネタバレ注意 *** SPOILER WARNING

冒頭は脱獄のシーンである。舞台は大恐慌時代のアメリカ中西部。刑務所内で暴動を起こして脱獄を計る銀行強盗犯たち、それを外から手引きする首領。彼こそ、銀行強盗と脱獄を繰り返し、創設間もないFBIから「パブリック・エネミー(社会の敵)NO.1」として指名手配された男ジョン・デリンジャーである。演ずるのはもちろん、我らが(?)ジョニデだ。

脱獄時に不用意に発砲した仲間のせいで、別の仲間が命を落とす。デリンジャーがその男に銃を突きつけると、他の男たちは「そんなヤツは殺していいぜ」とけしかける。しかしデリンジャーは男を走る車から突き落とすだけで命は奪わない。冷酷になりきれない男デリンジャー。「汚れた金しか盗まない」この男は、銀行強盗に居合わせてしまった不幸な市民に金を返してやる。犯罪者でありながら、人気者なのだ。市民は彼に声援を送る。

冷酷無比な犯罪を繰り返しながらも、心の中に優しさを抱えた男の葛藤を描いたピカレスク映画・・・なのかと思いきや、話はちっともそちらにに向かってくれないのである。

さて、対抗馬の男はFBIの捜査官である。逃げる凶悪犯をライフルで撃ち殺した功績で抜擢され(いいのかそんなんでFBI)、デリンジャー追跡の責任者に据えられる。狡猾なデリンジャー一味の手によって、次々に命を落としていく部下たち。しかし、彼はデリンジャー逮捕のためにはどんな犠牲もいとわず、悪辣な罠さえ仕掛ける。

ジョニデを主演に据えながらも、実は正義の名の下に暴走した捜査官パーヴィスの心の闇を描いた映画だったのか・・・と思いきや、やっぱり話はそっち方面にも深まらないのである。

美しい女が登場する。ホテルのクローク係をしている貧しい女ビリーだ。女は会ったばかりのデリンジャーに言う、「私、あなたのことをよく知らないわ」。するとジョニデはこう答えるのだ。「好きなものは野球、映画、速い車、そして君だ。他に知りたいことは? 来いよ。俺とドライブしよう」。じょにで以外のヤツがこんなことをホザいたら、日本刀でまっぷたつにしても構わないと思う。

これは、どんなに状況が困難でも惚れた女は最後まで守り通す、そんな一本気な男と、女の情愛を描いた映画だったのか・・・なるほど、そうだったのか、やっとわかったぜ・・・と思いきや、話はあっさりその線から外れていくのである。

・・・いったいこの監督はどんな映画が作りたいんだよ! と叫びそうになるのを抑えていると、やがて激しい銃撃戦のシーンが連続する。バゴンバゴンと音がうるさいせいで、こちらはもう睡眠に逃げ込むことも叶わない。銀行強盗一味もFBIも、ともかく銃を撃ちまくる。きっと背中にたくさん弾帯を巻いているか、後ろに補給線が伸びているのであろう。

まあともかく、じょにではカッコ良いし、女はきれいである。ビリー役の女性は覚えておこう。やっぱ足の細い女はいいよね。さて、格好良く勝ち続けていたデリンジャーではあったが、いつの間にか運に見放されていくのである(女がサゲマンだったのか?)。仲間の裏切りに会い、後方支援を受けられず、無茶で勝ち目の薄い強盗計画にばかり乗る羽目になる。人間貧すれば鈍するというか、じりじり落ち目の主人公の焦りをジョニデが違和感なく演じている。ここら辺がこの映画の唯一の見所かも知れない。

しかし、ここからの展開が妙に遅い。だからって緊張感のあるシーンが続いているわけでもなし。実際見ていてあまり疲れない。手に汗を握らないのである。

スポイラー警告を無視して読んできたあなたも、この映画を見るつもりがあるなら、さすがにこの先は読まない方がいいかもしれない。

[続き]
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by kokoro-no-iede | 2010-01-24 21:51 | ネタバレ Films | Trackback | Comments(1)
女性版コミック
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それは誰にでも起こること
――癒してくれたはずのお酒がいつのまにか――

AA日本ゼネラルサービス/発行

あなたの飲みかたをチェックしてみましょう

●一週間くらいお酒をやめようとして、できなかったことがある。
●自分の飲酒について話題にされたくないと思ったことがある。
●酔わないためにお酒の種類を変えてみたことがある。
●朝の支度をするために一杯のお酒を必要としたことがある。
●トラプルを起こさずに飲める人たちがうらやましい。
●飲酒が原因で家庭内でトラブルが起きたことがある。
●飲酒が原因で他人とのあいだにトラブルが起きたことがある。
●お酒が足りなくなるのは嫌だ。
●やめようとしたのに酔っぱらってしまったことがある。
●飲酒が原因で仕事を休んだり学校をさぼったりしたことがある。
●ブラックアウト(飲酒によって部分的に記憶がなくなること)をしたことがある。
●お酒をやめたほうが人生はよくなると思う。

あてはまるものが2・3個あるなら、AAに電話してみませんか?
あなたと同じような経験をもつ人と話すことができます。
(AAWS社の許可のもと、「It Happened To Alice」より一部翻訳し再録)


AAのオフィスにかかってくる女性からの相談の電話が増えている昨今。
難産だった女性版コミックもようやく発行になりました。
女性だってまだ家族のあるうちのほうが酒をやめやすいはずです。
けれど、大切なものを失ってみないと本気で酒をやめようと思わないのは男女共通です。


> わけがわからないでしょうが

大丈夫です。すべてのことを分かる必要もないし、解く必要のない誤解もたくさんあります。わけがわからなくても心配しませんので。
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by kokoro-no-iede | 2010-01-24 11:08 | Alcoholics Anonymous | Trackback | Comments(2)
またGrapevine
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オールドタイマーのコーナーから
One Last Meeting 最後のミーティング

In a strange city far from his home group, an AA shares his story
ホームグループを遠く離れた見知らぬ町で、AAメンバーが彼の経験を分かち合う

これは28年飲まない生き方を続けたメンバーのために、イリノイ州DeKalbのアラノ・クラブ宛に書かれた手紙です。
 DeKalbのアラノ・クラブの皆さんへ

 昨日私とスポンシーのビル・Bは、以前にそちらのクラブメンバーだったジョン・McDに12ステップコールをかける機会に恵まれました。彼は肺ガンのためホスピスで死を待っているところでした。彼は5年前に当地ラスベガスにやってきたのですが、こちらに来てまもなく、彼は重い病気にかかりました。ここ数年というもの病院の外にいるより中にいる時間が長かったので、ラスベガスのAAに関わるチャンスはまったくなかったそうです。

 私のスポンシーの妹がその病院の集中治療室で勤務しており、そこで昨日の朝ジョンは、積極的な治療をしてもあと数ヶ月寿命を延ばせるだけだと告げられました。ジョンは長い間激しい痛みに苦しんでいたため、彼は治療を打ち切って、生命維持装置をすべて取り除くことを選びました。その選択によって、彼の余命は30日以下となりました。

 ジョンは付き添っている看護婦に、AAに電話をかけ、誰かに来てもらうように頼みました。彼は入院承諾書にアルコホーリクだと書いており、看護婦は彼がアクティブな(=まだ飲んでいる)アルコホーリクで、死ぬ前にAAにつながりたいと願っているのだと考えました。しかし、それは奇妙な依頼でした。どう見ても彼がまた酒を飲むとは思えなかったからです。彼は、これはスピリチュアル(霊的)な事なのだと言いました。

 看護婦は彼が魂の救済を気にかけていると思ったのでしょう。そこでカトリックの司祭が呼ばれ、訪問して話をした後で、彼の求めているのは誰か他の人のようだと看護婦に言いました。善意あふれる看護婦は、彼はきっとプロテスタントに違いないと思い、病院付きの牧師に連絡を取りました。訪れた牧師は、またも彼の求めているのは別の人だと告げました。

 ジョンが困っているのは確かだったので、看護婦はその施設の精神科医を呼ぶことにしました。精神科医は部屋に入って数分で、ジョンの依頼のスピリチュアルな側面を把握しました。彼は本当にAAから誰か来てほしかったのです。

 その看護婦は私のスポンシーの妹だったので、スポンシー(ビル・B)が呼ばれました。ビルは、施設でアルコホリズムのせいで死にそうになっている誰かが、AAから誰か来てほしがっている、と間違って伝えられたのです。ビルは12ステップコールの訪問に一緒に行ってほしいと私に頼んできました。私たちはホスピスにいる誰かにそんな短い間のソブラエティでも得る利点があると、言えたものかどうか悩みました。ジョンが28年も飲まないでいるとは考えもしなかったのです。

 ジョンの部屋に入ってみると、彼は娘のデビーと一緒にいました。私がAAから来たと告げると、彼女はまるでカジノのビンゴ広告のようにぱっと明るくなりました。それはジョンも同じでした。彼は本当に弱っていて、つぶやくように話していましたが、私たちの姿を見ると笑いかけ、「ありがとう、本当にありがとう」と言いました。

 彼の言葉を聞き取るのは大変でした。彼は「私は1979年8月12日からソーバーで、AAを愛している」とささやきました。それは興味深い偶然で、彼と私は二人とも1979年の同級であり、クラスメートが再びここで集ったのだ、と伝えると彼は笑いました。この訪問はまさに彼の求めていたものでした。

 話を続けるうちに、ジョンは次第に元気になり、声は力強く、聞き取りやすくなっていきました。別れを言うころには、ジョンは分かち合いに笑い声をたくさん上げていました。

 その二日前、ジョンは40年前に分かれた最初の妻に埋め合わせをする機会に恵まれました。娘のデビーが後で話してくれたのですが、彼は飲まなくなって以来ずっと彼女の母に埋め合わせをしようと試みていたそうですが、その機会を決して与えてくれなかったのだそうです。

 デビーが母親に電話をかけ、「お父さんが死にそうなの。埋め合わせをさせてあげても、失礼にはあたらないんじゃないかしら」と伝えたところ、彼の胸から(その重しを)取るのに15分だけあげると返事があったそうです。ところが別れた妻は彼と2時間以上過ごし、また訪問すると約束し、来てよかったと言いました。デビーは40年以上にわたった憎悪と怒りがたった半日で溶けるのを目にしたと語りました。

 ジョンはもっと誰かをAAから呼んでほしいと言いました。そこで私たちは、ニューカマーに対して、人生が何を投げかけてきてもしらふでいる手助けをしてくれるのは神の意志ばかりではなく、人生の終わりにあっても、彼はあなたたちが難問に直面する手助けをしようとしている、と伝えることにしました。

「私が初めてAAにやってきたとき、オールドタイマーがこう言った。私は二度と一人ぼっちにはならないと。それから28年経って、この見知らぬ町で、AAはその約束を守ってくれた」、と彼は言いました。

 ジョンは最後に一度ミーティングがしたいと言いました。そこで私たちは今日これから何人かで行くことにしています。ジョンは私たちにアラノ・クラブに連絡を取って、かつての友人たちにこう伝えてくれるよう頼みました。「ジョンはレースをしらふのままで終え、そのまさに最後まで友人たちを愛していた」と。ビルと私は、もっと早くにジョンと知り合えていたらと思います。

共同体の中で
キース・T & ボブ・B
 ビルと私がその終末医療の病院を木曜日に去った後で、ジョンには鎮静剤が投与され、サマーリンのホスピスに移る準備が始まりました。次の日の午後、私たちの一団はジョンとミーティングを共にするためにホスピスを訪問しました。私たちが到着したとき、彼はまだ移動のための麻酔が解けておらず、娘のデビーは彼が意識を取り戻すまで何時間がかかるだろうと伝えてくれました。そこで私たちは待つことにし、その間彼女が喜んで私たちの話し相手になってくれました。

 彼女はジョンの話をいろいろとしてくれました。彼は引退するまでハーフウェイ・ハウス(中間施設)を運営していたものの、収支がバランスするだけ収入があることは滅多にありませんでした。けれど彼は、神様はいつだって借金を返す方法を示してくださるさ、と言っていました。彼はいつでも、酔っぱらいか、あるいはしらふのアルコホーリクと一緒でした。彼は常に、AAが彼の人生を救ってくれたのであり、それこそ、彼にただで与えられたものを他の人も手にできるよう手助けする理由だ、と語っていたそうです。

 彼は意識を取り戻すことなく、私たちが去った数時間後に亡くなりました。しかし、あの木曜日の午後の2時間で、彼はAAとのつながりを取り戻すことができました。彼はDeKabにいるAAの友人たちに彼のメッセージが届くことを知ったのです。彼はしらふのまま死に、あなたたちを愛していた、と。

Kenith T.
Las Vegas, Nevada
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by kokoro-no-iede | 2010-01-23 18:50 | Grapevine | Trackback | Comments(2)
猫さん
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我が家の周りには野良猫がたくさんいます。


> 思考は言語であると認識している

僕は、思考は言語に拘束されない、つまり考えることは言語と無関係だとずっと思っていました。しかしある状態を表現する言葉を知らなければ、その状態を知覚することすら難しい、という現実を知りつつあります。

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by kokoro-no-iede | 2010-01-23 18:47 | 鼠と猫のゲーム | Trackback | Comments(7)