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カテゴリ:かわゆす( 1 )
美脚
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Rayの10月号の表紙
たしかに美脚であります。

ここに載せるときには雑誌をスキャンしようと思っていたんですが、3ヶ月以上過ぎてますから、もう処分されてしまったことでしょう。
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このモデルさん、身長163cmで体重39Kgなのだそうです。
こういう極端に痩せのモデルが表紙を飾ったりするので、摂食障害が広がるのだ、という議論があります。それについては話が繰り返されているので、僕は別のことも考えます。

昔はテレビのブラウン管に映し出される芸能界と、それを見ているお茶の間は、別の世界だという意識が強くありました。アイドルになりたくてもそう簡単になれるものではなく、血のにじむような努力と人並み外れた強運が必要で、それが芸能界への憧憬を強めていました。田舎の子供が東京に行く機会があると、アイドルの姿が見られるんじゃないかと無駄にドキドキするものでした。それは「ちびまる子ちゃん」の描写などを見ればわかります。

いつ頃からでしょうか、その芸能界とお茶の間の境界が次第に曖昧になってきたのは。おそらく「おニャン子クラブ」の頃からではないでしょうか。普通の女の子がテレビ画面に登場するようになり、夢の世界と現実との境界が曖昧になりました。同時に、夢の世界への憧憬は薄れました。例えば今のAKB48メンバー一人ひとりが特別な存在だと思う一般人がどれだけいるでしょうか(ファンを除けば)。

セレブリティという魔法の国と茶の間の現実がつながっている、という意識は憧憬を薄れさせたものの、代わりにその魔法が自分自身にも起こりうる、という夢をシモジモに与えることになりました。

自分も痩せて流行の服をまとえばこの表紙の桐谷美玲みたいになれるのではないか。それはちょっとした努力や、ちょっとした金額の買い物が、自分を魔法の国へ連れて行ってくれるという夢です。ファッション雑誌がそうした夢を売り、またその夢を買いたがる読者がいるのは、芸能界の変化と無縁ではないとおもうのです。

あるいは、単なる憧憬だけでなく、魔法が自分の身にも起こりうるのだという夢でも見なけりゃやっていけないほど、生きるのがしんどい世の中になってきたということなのか。
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by kokoro-no-iede | 2012-12-06 14:29 | かわゆす | Trackback | Comments(0)