地下鉄で臺北車站(台北駅)までやってきました。台湾旅行の前は忙しく、旅行の下調べをしている余裕がまったくありませんでした。台北駅から桃園空港まで空港バスを利用するつもりでしたが、バスターミナルの場所を調べておらず、「駅に行ってみれば分かるだろう」ぐらいに考えていました。
捷運(地下鉄)の駅を降りて、案内板に従ってバスターミナルへ向かい、ずらりと並んだ切符売り場の中から、空港から来るときに使った「国光客運」というバス会社の窓口を見つけました。ところが、切符を売ってくれないのです。
言葉は通じませんが、どうやら「空港行きのバスは別のターミナルだ」と言っている様子。その場所は、台北駅の反対側だと言っている(のかもしれない)。
そこで、重くなったキャリーバッグを引きずりながら、階段を上ったり降りたりして、まず台北駅の中までやってきました。
ここは駅の1階のど真ん中にある「多功能展覧区」。多目的広場でしょうか。屋根まで吹き抜けになっていてとても広い。トーマスのクリスマスツリーが飾ってありました。
ホールの壁には「
我の三國時代」というスマホ用のゲームの大きな広告が掲げてありました。地下鉄のあちこちにも広告がありました。宣伝に力を入れていたのでしょう。
イメージキャラクターは日本人の女優なのかと思ったのですが、帰国してから調べてたら「
宋芸樺(ビビアン・サング Vivian Sung)」という台湾の女優さんでした。「
我的少女時代」という映画の主演女優で、その映画のタイトルを拝借してゲームの宣伝に使っていたようです。
だが、僕らには台北駅の中をのんびり見物している余裕はありませんでした。バスターミナルでもらった地図には、「台北駅西のバスターミナルA」は台北駅から承徳路という狭い道を挟んですぐ隣りにあるように描かれているのですが、実際に行ってみると、その場所には暗い駐車場があるだけです。
困りました。いったいバスターミナルはどこにあるんだ! このまま空港に行けないと帰国できません。手持ちの現金もわずかだし。
仕方なく、台北駅のインフォメーション・カウンターで聞いてみました。それでも分からず、二度目に聞きに行くと、案内嬢が「仕方ないわね」という顔をして、ターミナルの建物が見える場所まで連れて行ってくれました。おー、さんきゅー、しぇーしぇー。台湾の人は本当に親切だよね。
Google先生の地図で見ると分かりますが、実際のバスターミナルは、台北駅の西隣ではなく、数百メートル離れているのでした。いい加減な地図め!
ようやくバスターミナルに到着。30分ほどの短いトラブルでしたが、焦りました。その後も、バスに乗車するのに並ぶ列を間違えたり、トイレに行っていて乗り遅れそうになったり・・・。バスが発車したとたん、どっと疲れが出たのか、すぐに寝てしまいました。
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