フェーズ1ではステップ1のセッションを受けるだけだったのですが、フェーズ2に移ると長い期間(入所期間は10~18ヶ月)かけて12ステップ全体に取り組むことになります。
写真はフェーズ2の建物の談話室。テレビやビデオを見たり、音楽を聴くことができます。
またフェーズ2にはジムがあって身体を鍛えることもできます。
フェーズ2の居室。デトックスのベッドと比べると雲泥の差です。まああくまで二人部屋で個室にはなりませんが。
フェーズ1では利用者間で起きたトラブルはスタッフが間に入って解決するそうです。しかしフェーズ2ではスタッフの介在なしに利用者どうしで解決するのだそうです。そのために必要な道具(12ステップ)は渡してあるので、その道具を使いなさい、ということだそうです。
掲示板。デトックスについてのミーティングのお知らせなどが貼ってあります。解毒はフェーズ2の人たちの手によって管理されているわけです。
フェーズ2では自由が拡大します。まず夜に外出できるようになります(AAやNAのミーティングに行くため)。ただし施設のバスがミーティング会場まで送ってくれる・・ということはないので、AAでスポンサーを見つけて、そのスポンサーに送迎を頼まないとミーティングにも通えません。なかなか厳しいですね。
写真は利用者ごとに、各曜日にどこのミーティング会場に行くかが書かれたホワイトボード。
ジョブ・ボード。仕事は少ないですがあります。あと、債務問題の相談に乗ってくれる専門家の案内とかが貼られていました。
フェーズ2で飼われている猫。写真を撮り忘れたのでYさんの写真を使わせてもらいます。名前は「フェーズ君」。猫に触れる、猫の世話ができるというのもフェーズ2のメリットの一つなのだとか。
フェーズ2は自由が拡大しますが、責任も負わされます。デトックスの面倒をみなくちゃなりませんし、セキュリティゲートの運営も、食事や清掃や庭の管理もあります。なによりも自分が12ステップに取り組まなくちゃなりません。多くのホームレスにはまだ家族がいて、家族は普通に家に住んでいることが多い。ステップ8・9の埋め合わせはホームレスが社会復帰していく上での障害を取り除くために欠かせないものになっています。
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