パークの中には男性用施設(パーク)と、女性用施設(セレニティ・ホーム・フォー・ウィメン)があり、研修は女性用施設で行われました。二つの施設の間は電流が流れたフェンスで仕切られて・・いたりはしなくて、普通に隣接しています。
入り口に張り紙がしてありました。なになに、訪問者(お見舞いか)は日曜の午後2時から4時。顔写真付きのIDカードがおのおの必要で、入所者向けの品(お金、手紙、小包、写真)はすべて受付でスタッフに渡すこと。食べ物、飲み物、キャンディは持ち込み禁止。入所者は食べ物の所持禁止。カメラ・携帯電話・ブリーフケース・ポーチは持ち込み禁止。・・・さすがに女性用施設はいろいろ管理が厳しいですね。これって僕らにも適用されるの? まあ見なかったことにしましょう。
女性用施設(Serenity Home For Women)全景(Yさんが撮影したもの)。樹形がロゴマークに使われています。
施設の壁には過去の利用者から贈られた額などが飾られています。「私たちはたった一つの目的のために生まれてきた・・それはお互いに助け合うためである」。トルストイの言葉と言うことになっていますが,本当にトルストイの言葉なのかはちょっと分かりません。ジョー・マキューがこの施設を始めた時、そこには何の治療プログラムも存在せず、ただ壁にこの言葉を掲げてあっただけだそうです。ジョーはその後、この言葉をベースに現在のリカバリー・ダイナミクスという治療プログラムを作り出しました。その中心的理念と言って良い言葉です。
女性用施設のリビングルーム。(右半分がボケているのは単にピンぼけの写真を無理矢理パノラマ合成したため)。落ち着ける居心地の良い空間になっています。家具調度はすべて過去の利用者からの寄贈品だそうです。
女性用施設のレイアウト図。避難経路を示すために、どこの建物にもこうした図が張り出してありました。左側がベッドルーム(二人一部屋で10室)とシャワールーム・トイレ、管理人室。真ん中下の3つの小部屋はカウンセリングルーム。その上の広い部屋がグループセッション(今回は僕らの研修)が行われるクラスルーム(教室)。その右にレセプション(受付)とトイレ。リビングルーム。ケリーファウンデーションの事務室と在庫の倉庫。右端がダイニング(食堂)とキッチンです。
Fireと書いてある赤い線は火事の時の避難路。tornadoはトルネード時の避難路(女性用トイレが避難先)。どこでもこの二つの避難路が明示されていました。
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