まず神主による奏上、次いで供物が捧げられます。供物の中は定番の鯛、米、酒、塩などですが、バナナとかパプリカとか混じってました。古式ゆかしき神事にバナナやパプリカの存在が変な感じでした。
録音ではなく生演奏。
次いで大人の女性による浦安の舞。どれだけ練習を積んだのか。さらに遅くには、さらに年配の女性たちによる、それこそ「一糸乱れぬ」年季の入った浦安の舞が見られるはず・・・ですが、ここまでで神社の境内に滞在すること1時間半。9月終わりの高原の夜は薄ら寒い。立ちっぱなしも微妙に辛い。お終いまで見られるかどうかは微妙な情勢に。
神主が持つ提灯。たぶん右側に行くほど「偉い」はず。
御船祭りはたくさんの観光客を集めます。しかし注目されるのは船(山車)をぶつけ合う昼間の祭りです。宵祭りにも人は集まりますが、その多くは露店での買い食いや、特設ステージの歌や踊りに惹きつけられてしまい、しめやかに行われる神事を見る人は数十人にすぎません。
おかげで、何の規制もなく、神楽殿や拝殿の周りにたむろして、神事を間近で覗き込むことができました。観光客がロープで締め出され遠くから眺めるだけのお祭りと違い、まさにライブ感覚(演奏もライブだし)。厳かな雅楽の生演奏に、特設ステージで演奏される南洋の音楽や民謡が聞こえて重なり合う。奏上や神楽の最中も地元の人たちが来て、臆することなく賽銭を投げてお参りしていく。聖なるものを守るために俗を締め出すのではない、神聖と世俗が混然となる、それがこの宵祭りの見所なのかもしれません。
宵祭りについて、もっときちんとした写真を撮って紹介している人もいるので、興味のある方はこちらをどうぞ。
http://hobbyland.sakura.ne.jp/Kacho/tabi_yukeba/2009/2009_0926_hotaka/2009_0926_01.html
http://hobbyland.sakura.ne.jp/Kacho/tabi_yukeba/2009/2009_0926_hotaka/2009_0926_02.html
やがて家人が寒さに音を上げました。少し食べたとは言え、晩御飯もまだだし、明日も仕事。続きも気になりますが帰ることにしました。
9/26 20:20, 20:21, 20:36, 20:42