東急近くのお好み焼き屋で腹ごしらえをして、信田さよこ先生が出る学会の公開シンポジウムに向かったのでした。
それを聞いて、先生がアミティに対してかなり否定的だったことに少々驚きました。僕はアミティ治療共同体については詳しくありませんが、依存症だけでなく暴力性の治療に評判の高いところだと聞いていたからです。もっとも否定されたのは、DV加害者や性犯罪者の処遇における数年程度の比較的短期の評価に限ってのことですが、それにしてもこうした治療手法は数年で評価ががらりと変わり得るわけです。
スレイング・ザ・ドラゴンを読んでいると、ある時期に流行った治療手法が、しばらく後にすっかり廃れるということが繰り返されているのが分かります。精神や心理の分野に取り組んでいる人は、常に新しい物を追いかけていかねば取り残されてしまうわけで、それは大変な職業でしょうね。
コンピューター・エンジニアリングの分野もどんどん時代が移り変わっていくので、中年になっても勉強と修練が欠かせないのですが、他の仕事でも同じことはあるのだと思いました。
急に円高に振れたのでGrapevineの購読を更新しました。ご心配ありがとうございます。
9/26 12:26